其の十 「決心の教え その2」


 皆さんこんにちは、古賀です。
先日ある方から、これからのリーダーのあり方について、面白い話を聞きました。

「これからのリーダーは、下を見れば見る程、部下から離反され。上を見れば見る程、下が付いて来る」というものです。どういうことかというと、従来のリーダーは上司の顔を見て、下に指示を出してくる。つまり主体性や志に欠けるタイプが多かった。しかし、これからのリーダーには上司と戦う気概のようなものがなければ下は付いて来ない、といことなのです。正直、妙に納得してしまいました。自分の経験とも重なるし、今の日本国を象徴しているような・・・。

さて、今回の決心の教えですが、リーダーの心構えについて触れさせていただいております。決心のついていないリーダーが選手に決心を強要したらどうなるか。結果は、見えていますよね・・・。

さて、前回の続きに入りたいと思います。よろしくお願い致します。

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 指導する側となったら、まずは相手に最初に「決心させること」が必要になるだろう。当然のことながら、指導者も同様の決心が必要になる。

よく、選手に対しては高レベルの結果を求めるのだが、自分は全く指導者として決心していない場合もある。指導者は選手と一蓮托生で目標に向かって進む、こう指導者が思うことで選手もついてきてくれるのだと思う。

柔道だけでなく、野球などの他のスポーツでも強いチームになるためには上に立つ指導者は最も強い決心をしなくてはいけないだろう。得てして、決心することは勇気が要り、成し遂げるためには問題や困難にぶつかってしまう場合も多い。自分が直接戦う場にいない場合は、逃げの姿勢になることもあるだろう。

だが、そういう気構えではまず目標を成し遂げられない。そこには指導者としての自主性が存在しないからだ。指導者はまず自分が目標を定め、その目標に向かうことを決心し、それを指導される側に伝えていくことだと思う。

(終)

『精神力』(角川書店)より抜粋

(次回更新 3月31日)


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