其の十三 「条件が揃った状態で勝負に挑める事は少ない その1」


こんにちは、古賀です。
道場が始まって、早いものでもう一ヶ月です。
ホントに人に教えると言うのは大変ですが、相手が初心者だろうと
こちらも真剣勝負なので、終わった後は本当にヘトヘトです…。
しかし、私はもちろん、コーチ陣を含め、皆充実した毎日を送っています。

さて、今回は「条件が揃った状態で勝負に挑める事は少ない」と言う話です。
スポーツの勝負における条件と言うのは「心・技・体」ですが、
私の経験だとそれぞれが「100」揃う事は少ないです。

私の場合、多くは「50:50…(フィフティ・フィフティ)」、と言うのは冗談で(笑)、
(この前のクイズ$ミリオネアはホント悔しかったです・・・(涙)真剣勝負したのですが・・・)
もちろん、限りなく「100」の状態に近づけようとするのですが、なかなか全てがそうはいきません。

では、どうしたらよいのか?どのような心持ちが「勝ち」をもたらすのか?
私なりの考えを書いて見ました。宜しくお願い申し上げます。

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 柔道に限らず、スポーツの競技者として大成するには心技体、
この三つを鍛えることが大切だと言われる。
心とは、つまり精神力。

技は文字どりの技術、体とは体力に相当すると考えればいいだろう。
そして、スポーツを語る多くの人はこの三つがいずれも充実していなくては
競技者として大成しない、成功しない、勝てない、と言う。
 
だが、この心技体に関する自分の考え方は少し違っている。
 
それは、すべての項目に対して100、100、100の合計300で
心技体を考えるのではなく、全体で100を目指せばいいと言う考えだ。

私が現役で戦っているとき、万全の状態で試合に臨んだ事は
ほとんどなかったように思う。

もちろん、最高の状態になるように努力と準備をして挑むのだが、
ケガをして体の部分で力が足りない、
ゆえに技も出せないという状態のときも数多くあった。
そんな場合は足りない部分を心、精神力でカバーして
全体で100を目指していくように自分では心掛けていた。

(つづく)

『精神力』(角川書店)より抜粋

(次回更新 5月15日)


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