其の十九 「目標到達後の過ごし方〜充電〜」

 こんにちわ。古賀です。梅雨明けましたね。
暑い、暑い。私もこの前、アテネに行ったり、釧路で合宿をしたりですが、全然へっちゃらです。
意外とこの季節、好きなんですよね。

道場内大会「第一回古賀塾杯」を控えた古賀塾の塾生、
そして9月の大阪世界選手権を目指す選手達はいよいよ!、と言った感じです。

さて、今回はリラックスに関する事、最終回です。意外と志が高い者はここを忘れがちです。

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 ここまでのリラックスに関する経験は、すべて目標到達直前に関するものだが、
目標挑戦後にも一度心と体をリラックスさせるべきだろう。

目標に向かって上り詰めた後というのはすべて出し切った抜け殻状態だと考えてよい。
結局、心にエネルギーがない状態なのだ。

心身ともにエネルギーがない人間がなにかをまた次に考えようと思っても決していい考え方は出てこない。エネルギーを使い切ったのだったら、もう一回充電する。

肉体的にも心の部分でも、もう一回充電すれば、自然と次のことを考えられるようになる。この場合は、すぐに答えを出そうと焦って考えてはいけない。いつもと同じような当たり前の生活をしていくなかで、だんだんと心と体にエネルギーが充電され、そのなかで「そろそろ自分の次の道を考えたい」という気持ちになってくるまで待つべきだ。

人間には誰しも自分で考える力がある。だが、周りから「どうするんだ」とせかされて「早く答えをださなくてはいけない」とある種の外圧によって考えさせられてしまうと、決していい答えは出てこない。自分で考えたくなるまで充電する、これも大切なのだ。

デスクワークのような仕事の場合でも、連続して根を詰めてやるよりも、適度に休憩を挟んだほうが能率が上がるとされている。これは、短い間隔でのリラックスと言えるだろう。

例えば、受験や資格取得など長い間隔で到達する目標がある場合は、自分がリラックスするペースを知ることが重要だろう。また、頑張って勉強してもなかなか調子が上がらない場合は、知らず知らずのうちに精神的な部分でストレス、プレッシャーを感じているのかもしれない。焦って「もっと勉強しなくては」と考えるよりも、そんなときは自分の好きなことでリラックスしたほうが後々いい結果が出ることが多いだろう。

よりよいリラックス法とはどの時点で休息を取るかのタイミングを自分なりに知ることだと思う。
自分の緊張度合いを客観的に分かっていれば、最も良いタイミングで休息を取ることができる。

(終)

『精神力』(角川書店)より抜粋

(次回更新 8月15日)


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