其の四十二 「叱る(2)」

 こんにちわ、古賀です。

10、11月講演が多く、色々なところへ行きます(あれ、ここのとこ毎回こんな書き出しのような・・・)。私は年間に約100回程度、様々な場所で、様々な人達を対象に講演をしており、その中で何か伝えられればと思っていますが、最近様々な「天災」に直面します。台風、地震・・・。実際に私は被災をしていないのですが、それでも足止めを喰らったりしますし、実際に被害に合われた方を見ていると、何かお力になれればと思ってしまいます。今度、台風の影響で学校閉鎖になってしまい、ついここ何日かで再開したようなところへ講演で行くのですが(講演の依頼を頂いた時には全くそんな状態ではなかったのですが・・・)、何か一人でも多くの方を勇気付け、元気付けられれば幸いです。あきらめからは決して何も生まれません!

さて、今回のコラムは、前回に引続き「省みる事」についてです。例えば、自信を持った選手が負けてしまうと、スコーンと深刻に落ちてしまうんです。そこで落ち込んでいる時に、そのことを言ってしまうとだめになるから「お前を100%サポートしている」って相手、つまり自分がいる事に気付いてもらい、安心してもらう。そうするとその選手は前向きになれるんです。
でも、考える時に何が大事か?それは誠心誠意、選手のことを考え、同じ目線でいる事に尽きると思います。

今回は、その辺をまとめてみました。

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 試合を終えた選手に対しては、負けたにせよ勝ったにせよ、反省すべき点と良かった点とをしっかり選手に伝えてやることが大切だと思う。今後の課題に気づけば、その問題点を克服するためのテーマを持った練習を提案できる。

「今回はこういう部分がダメだったが、この練習をやればこの次は大丈夫だ」と次への希望につなげてやることが必要なのだ。

 むろん、的確なアドバイスができるだけの知識も指導者は備えていくべきだ。相手が子供でも大人でも、必ず自分の意見を持っているはずだ。

 ただし、それを自分からズバッと言える人間もいれば、持っているけど言えない人間もいる。指導者としては、その個人の個性を判断して、その人間の思っていることを言葉として出せるような状況作ってやることが大切だと思う。

 仕事の場でも、部下の成績が上がらないことがあるだろう。だが、その段階で単に叱り付けたりすれば、相手がどういう感情を持つかを
考えて欲しい。上司の立場でモノを言うのならば、次につなげる助言をしてやることもひとつの能力だと言える。

『精神力』(角川書店)より抜粋

(次回更新 11月15日)


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