其の六十一 「夢実現」

季節も秋から冬に近づきつつある今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしですか。
今回、ひとつの夢が実現しました。
私が指導しておりますIPU環太平洋大学女子柔道部が、
10月30日〜10月31日に行われた全日本学生体重別団体優勝大会において、
開学4 年目にして念願の初優勝を飾ることが出来ました。
この大会は、7階級別、7人で戦う総合戦であり、その大学の総力が必要となる戦いでもあります。
数ある強豪校に競り勝ちながら、
決勝戦は谷亮子さん(柔ちゃん)の母校でもある帝京大学との戦いとなりましたが、
4対2で勝利することが出来ました。

この大会で大活躍をしてくれたのが
IPU1年生の52`級代表の谷本和選手と63`級代表の安松春香選手です。
この二人が大会前に言っていた言葉です。

・31日は、大学で監督をしてくれている(私は総監督です)矢野監督の誕生日だから
何が何でも監督に「日本一」をプレゼントをしたい。
そして、古賀先生にも恩返しをしたい。
・来年初めての卒業生を出すIPUだから、初代4年生を日本一の4年生にしたい。

今の時代は自己中心的で利己主義な考えの人が多い中、
「誰か」のために戦える若者がすぐ近くにいてくれたことに感動し、誇りに思えました。
実際には、1年生が4年生と戦うことは実力や風格にも差がありますから
大きな勇気と強い精神力が必要です。
そんな2人の1年生は、先生や先輩達に恩返しをしたいという想いだけを胸に戦ってくれまし た。

今の時代に忘れがちな「恩返し」の言葉。

・その時がよければ
・自分さえよければ

そんな風に都合よく考えてしまう時代だからこそ、
今回の全国優勝から、喜び以外に、もっともっと大切な事を教えてもらいました。
皆さんもちょっと振り返ってみたら、今!誰か「恩返し」出来る人がいると思います。
IPU女子柔道部員、本当に「日本一」になったね。
先生も夢のまた夢のような夢心地で今も信じられない思いです。
これからも自分達に嘘の無い「柔の道」を一歩一歩前進して行きましょう。
みんな本当におめでとう!先生を泣かしてくれて ありがとう!
そして常日頃からIPUを応援してくれている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

2010年11月5日
古賀 稔彦





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