〜古賀稔彦、選手育成への想い〜

 私は2000年4月に現役を引退したのですが、いざ引退してみたら、燃えるもの、自分が次、何に向かって燃えて行くことが出来るか考える時期がありました。そんな中全日本柔道連盟の女子コーチに就任して選手たちと頑張っているうちに、いつの間にか自分のことのようにうれしくなったり、悔しく感じたりするようになって、夢を持つ人達の後押しをすることも、今の自分の夢であることを知りました。そのころからあらためて「一生、柔道にかかわっていたい」という思いが強まり、また新たな夢に巡り合えたのです。

古賀塾はそんな葛藤の中からみつけた人生の新たな夢なのですが、自分の夢もさることながら、苦戦の目立つ日本の「お家芸」柔道の復活のためには底辺(町道場)を強くするしかない、という考えも並行して抱いています。

また最近無気力に見えてしまう中学生・高校生、何を目指しているかさえ自分で解らない大学生、仕事におわれ家庭すら振り返ることの出来ない元気のなくなった親父たち。地域スポーツ(町道場)の活性化によって大人達、子供達の交流、親子の交流が人間・家族の絆を少しでも強くしてくれればと思っています。そんな絆がより日本の柔道界を強くするのではないでしょうか。